煩悩14-2:バイクを売らせてみた
家の中で発見したバイクパーツを売ろうと思う。
と、確かに先日、このブログにはしたためた。
のだけど、未だに売っていないのである。
だって面倒くさくて。
売るというその行為自体が面倒くさいというのもあるんだけど、新しく業者に頼んだりするときに一番面倒くさいのが
「なんかイヤ~な態度を取られたりしたらどうしよう、ムカつきたくない」
という自分の中の思いだったりする。
そう、僕は面倒くさいのだ。
そんな面倒くさい僕に吉報が訪れた。
突然かかってきた電話。
発信元は友人。ここではKとでもしておこう。
K「よお~元気?久しぶり」
僕「久しぶり。どうした急に?」
K「いや、バイクいらない?」
僕「は?」
話を聞くと、転勤が決まりバイクがいらなくなってしまったのだという。
僕も東京だしそんな乗らないっつーの。
「25万でいいからさ~」
と大金をせびってくるK。
と、ここで思いついた。
パーツを売るつもりだった店に先に売らせて、どういう感じか探らせてみよう。
ここで突如電話を切りたい感じからバイクを売らせる感じに話のシフトをチェンジする。
うまい具合にKは売る気になってくれた。
フフフ…マヌケめ……僕の掌の上で踊らされてるとも知らずに。
「とりあえず見積もりしてみたら?買取専門店のURL送るわw」
とメールで先日見ていたバイク買取専門店のURLを送った。
ふふふ…あとはこれで買取がどうだったか聞くのみ……。
後日、Kからまた連絡がきた。
K「おー、こないだはサンキューね!」
僕「おー、どうだった?」
K「いやー!売れた売れた!30万!」
30万……30万……??
「25万でいいからさ~」
マヌケは僕だった……
Kから25万で買って30万で売ってれば……
僕「よ、よかったじゃん」
K「うん、満足したわ~」
満足だそうです……。