108本ノック

煩悩をくすぐられたものを紹介していきます

煩悩02:本を読みたい!タダで!

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台風も過ぎ去ってすっかり秋めいてきた。

皆様いかがお過ごしだろうか。

そう、秋だ。

食欲の秋。

芸術の秋。

読書の秋。

様々な秋がある。

しかし僕の年齢にもなると、食欲の秋はウエストサイズに直結する。

そして芸術というものが生まれた時からまったくわからないときた。

とすると、読書の秋。ああ、読書……。

読まなくてはいけないなと思いながらこの歳になってしまった。

今までも何度も試みたことはあるのだけど、その度に諦めては積まれていく未読の本……。

そして前回の引っ越しの時にすべて処分してしまった次第だ。

まったくの無駄。

だけど、人間は間違いを繰り返しては、その度に立ち向かっていく生き物だ(?)

僕もまた読書にチャレンジしたいと思ってはいるのだけど、こうも失敗続きだと、何かしらの保険をかけておきたい。

具体的には、お金をかけたくない。

そんな僕の煩悩を叶えてくれそうな方法を調べてみた。

 方法01:青空文庫

青空文庫というのは、日本国内において著作権が消滅した文学作品や、著作権者が許可した文学作品を読むことができるサイトのこと。

青空文庫 Aozora Bunko

ここで公開されている本は、サイト上だけでなく、ダウンロードして読むこともできるし、青空文庫スマートフォンなどで読むためのアプリケーションも数多く作られている。

たとえば、今年2014年9月のアクセスランキングを見てみると、

  1. こころ 夏目 漱石
  2. 雨ニモマケズ〕 宮沢 賢治
  3. ドグラ・マグラ 夢野 久作
  4. 走れメロス 太宰 治
  5. 吾輩は猫である 夏目 漱石
  6. 羅生門 芥川 竜之介
  7. 夢十夜 夏目 漱石
  8. 銀河鉄道の夜 宮沢 賢治
  9. 山月記 中島 敦
  10. やまなし 宮沢 賢治

と、知ってる作者の知ってる作品が並んでいる。

この知ってるけど読んだことがない、というのは一番恥ずかしい。

知ったかぶりだからだ。

蔵書数は1万点以上あるという。古い作品がほとんどのため、読むのは大変かもしれないが、読む価値はあるということだ。

何よりそんなすごい作品を無料で読めるということがすばらしい。

読むためのツールもいろいろ公開されているのだけど、僕はAndroidスマートフォンで読もうと思っている。

そのためのアプリも探したのでメモしておく。

 

青空読手 / 青空文庫の名著を軽快に楽しむ無料電子書籍アプリ 0.9.9.7
カテゴリ: 書籍&文献
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青空文庫のリーダー。フォントやサイズ変更、しおり、ハードキーによるページ送りに対応していて使いやすそう。

 

青空プロバイダ 3.2.3
カテゴリ: エンタテイメント
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青空文庫のファイルを管理するためのアプリ。上記の青空読手と連携すると使いやすい。

 

これでいくらでも、どこでも読書ができる環境になる。

やはり教養としての読書はこういった文学作品から始めるべきなのではないだろうか。

 

方法02:図書館

青空文庫の蔵書数1万超えはすごい。青空文庫の成り立ちを考えれば、とんでもない数である。

しかし、蔵書数でいえば図書館に敵うはずもない。しかも著作権の切れていない新しい本まで、すべて無料で貸してくれる。

こんなすごいシステムなかなかない。

青空文庫から自分の興味を引く内容の本を見つけるのは骨の折れる作業だけれど、図書館なら割とすぐ見つかる。

本を持ち歩いてなくさないように気を付けたり、返却期限を守らないといけない難点はあるけれど、本当に読みたい本を見つけて、じっくりと読むということに関しては、やっぱり図書館が最強だと思う。

 

Libraroid - 図書館予約 - 18.29.461.1
カテゴリ: ライフスタイル
Google Playで詳細を見る

図書館の蔵書検索や予約、貸出状況の把握ができるアプリ。

ネットサーフィン中に気になった本を検索して、近くの図書館で借りる、みたいな使い方ができそう。

 

と、上記をまとめるためにインターネットの記事を読み歩いていたら、わりと文字を読みたい欲みたいなものは解消されてしまった。

ただ、読書というのはそれとは違う体験なんだろう。

文字通り、本腰を入れて向き合ってみたい。